2014年3月29日土曜日

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--- layout: chapter BIgger Picture: これからのオープン・ガバメントに関する10の教訓 chapter: 20 第5部 author: - 名前: John Bracken twitter: jsb 仕事:メディア・イノベーション部長 所属:ナイト財団 photo_url: /images/authors/bracken.png John S. Bracken はナイト財団のメディア・イノベーション部長。彼はナイト・ニュース・チャレンジ、ナイト・プロトタイプ・ファンド、ジャーナリズムプログラム、技術投資プログラムの監督をしている。 permalink: /part-5/the-bigger-picture-ten-lessons-for-taking-open-government-further/ --- ナイト財団における私の仕事は有望なアイデア持つ人々を見つけ、彼らを助け、それらを実行することであった。これらの活動を行う我々の重要なツールが、過去6年間超で3000万ドルを越える資金を提供し、100近いプロジェクトを支援してきたナイト・ニュース・チャレンジという助成金プログラムである。我々はローカルWiKi、オープン・ナレッジ・ファンデーション、ウシャヒディ、エブリ・ブロック、オープン・ストリート・マップ等の、幾つかのオープンガバメントに関連するプロジェクトやグループをしてきている。 ニュース・チャレンジで支援してきたプログラム、見識、才能のネットワークは、我々をオープン・ガバメントにける最近の?iteration?に集中させてきていた。我々のゴールはオープン・ガバメントに関係する人々の裾野を広げることであった。実践的なオープン・ガバメントのアプリケーションに加えて、住民と政府の関わり方がインターネットによってどのように変えられるのかというアイデアを明らかにしたいということを望んでいた。より多くの人々を技術によるコミュニティの問題解決に巻き込み、サンフランシスコ、シカゴ、そしてボストン-ニューヨーク-ワシントンDCを結ぶ地域にあるオープン・ガバメントの標準となったような都市以外にも展開していきたいと考えていた。?それらの都市のひとオープン・ガバメントのムーブメントの一部として自分自身を考えて? 応募期間の間、我々は14都市でイベントを行う為に地域で活動している組織とパートナーシップを結んだ。それら14都市は、ケンタッキー州レキシントン、ジョージア州マーコン、カリフォルニア州サンディエゴ、ミネソタ州セント・ポール等のあまりオープン・ガバメントになじみの無いような都市であった。提出された860件の応募中の、いくつかのテーマはオープン・ガバメントの思想を捉えたものであった。これらは以下のような要素を含んでいた、 ● 政策策定における住民の直接参加 ● データの透明性に関する政策の強化 ● 複数のデータセットからの理由付け ● 政府の支出と?campaign contributions?の理解 ● 公有地及び空き地の有効利用 コンテストの過程と提案の分析をした結果、オープン・ガバメントは市民のニーズに取り組む実践的なツール及びアプローチよりも、より挑戦的なアイデアを作り出すという評価結果を導き出した。我々は、オープン・ガバメントになじみの無い都市において、多くのリーダ的な住民、行政官、ハッカーと対話を行った。私自身は、オープン・ソース・プロジェクトとの安全性と持続性に懐疑的な自治体政府の高官、住民のデータに対する要望に関心のある議員、自治体政府の「公開性」に対して懐疑的なジャーナリストとたちと意見を交わした。 我々の評議員は最終的に8つのプロジェクトを承認した。8つのプロジェクトは、既に自分たちのアイデアを試みており、どの部分が機能して、どの部分が機能しないかを説明することができた。また、彼れらの提案はオープン・ガバメント的なものであった。(全く新しい分野を支援しやいという私の希望は失敗に終わった) 基本的には、8つの選ばれたプロジェクトは挑戦的なものというよりは、実践的なもので、住民や政府のニーズに取り組むというものである。我々が強く奨励したにもかかわらず、最終選考に選ばれたプロジェクトのうち少しにしか、インターネット時代における民主主義を再考を思わせるものはなかった。それらの多くは、住民及び消費者が、起業、空き地の再利用、政府へのビジネスの提供等をより簡単できるようにするのに実践的なツールを開発すといったものであった。コミュニティの再生、民主主義の最高等に彼らは住民を巻き込もうとは思っていない。これは、ナイト財団、財団に助言をしてくれた開発者、支援者、ジャーナリスト等のバイアスの係った意見を反映しているのかもしれない、しかしながら、野心によって導かれるオープン・ガバメントの発展の過程でその動きが現時点でどの位置にあるかを示しているということでもある。その価値は、実践的なビジネスや行政サービスにおかれているのである。 挑戦的なものから実践的なものへの確固な動きのガイド、我々はケビン・コスナーに注意を払ってみてもいいかもしれない。1980年代と1990年代の初め、コスナーはハリウッドにおける大スターの一人であった。彼のキャリアの頂点で、コスナーはフィールド・オブ・ドリームス(1989年スポーツ男子の泣けるファンタジードラマ)で主役を演じた。実態の分らない声に導かれ、コスナー演じる主人公は、1919年のシカゴ・ホワイトソックスに所属していた幽霊の為に、彼のトウモロコシ畑を耕し、野球のグラウンドに変えてしまう。「もし、おまえがそれを作ったら、彼はやってくるだろう」と謎の声は彼に約束していた。 「もし、おまえがそれを作ったら、彼はやってくるだろう」はここ数年のオープン・ガバメントの推進の雰囲気である。他の社会的な運動が始まる前と同様に、オープン・ガバメントもどのようなものになるのだろうかという夢に推されているのである。人々が必要としているものがなんであるかということの証拠を集め分析したものではないのである。我々のデータを公開することによって、仲間である住民が何かを成し遂げ、政府がより効率化し、そのことによって我々がよりよい生活を送ることができるという信念に基づいて運動が起きているのである。これらの理想的な成果がでてこなければ、必然的に、我々は失望し、技術、資金、時間、参加する気持ち等が我々の多くの友人たちには足りなかったのだと認識するのである。engagement の我々の情熱が、初まったばかりの社会的なプロジェクトの状況のような現実よりも先走っているのである。オープン・ガバメントは青年期に入ってきたのではないか、もっとも、我々がイノベーターと最終的なユーザーである住民との間のギャップに橋を架けないといけないのであるが。 この飛躍を成し遂げる上で、我々はケビン・コスナーの後期の映画「ポストマン」を参考にしたい。「ポストマン」はデビッド・ブリンの1985年発表の世界の終末後を描いたファンタジー小説を元に作成されており、映画の中でコスナーは死んだ郵便配達人のIDを持ち、制服を着た放浪者の役を演じている。コスナーは放浪しているうちに、何の気なくしたホラ話から無くなってしまったアメリカ政府(郵便事業)の代わりのような存在になってしまった。コスナーの断絶された町々に郵便を配布する行動や制服は、彼の訪れた人々の間に市民精神を再燃させた。(映画は面白くないが、ブリンの小説は非常に興味深い) オープン・ガバメントは、夢のフィールドを作ることから郵便配達へ、どのように移行すれんばいいのだろうか。我々は、どのようにアイオワのトウモロコシ畑で野球場を作ることを止め、街から街へ移動し、ドアをノックし、リンクと一つのコミュニティを同時に作ることができるのだろうか。我々はthe vision of it all down、便利なツールを組み立てる実用性へシフトする時期である。以下に、夢から実践に移る為の10の優先事項を列挙してみた。 現実的な期待 我々は、ベンチャー ・ キャピタ リストたちの巨大な事業だけでなく、顧客に価値をもたらすことのできる、プロジェクトやビジネスを構築する方法を学習する必要がある。Civic technologyは、投資に対する巨大なリターンを生み出す企業をつくることはできない。そのことを了解した上で、現実的で、持続的な起業家のビジョンを可能にするサポート、資金支援のサービスを構築する必要がある。 喜び 選挙、税、または地方自治体の予算についての情報を提供するために郵便屋さんを窓のところで興奮して待つ人などいません。愛する人からのメッセージ、雑誌の物語、ホリデー カードのようなものが、興奮して待つものだと思う。我々の作り出すアプリケーション・ツールも楽しいものであり、宿題のように感じるもので無いようにする必要がある。 ドラマ カリフォルニア知事ジェリー・ブラウンは「我々 は 2,000の 法案をもっているが、数も少なく、小さな法案でしかない」と今年初めに述べた。「小さな法案では世界を動かすことはできない。人々を鼓舞することができないのである 。ドラマが必要があり、その主役と敵対者。我々はここ歴史の舞台で「市民データを活用し、そして物語、映像、文化の中にいる隣人にそれを提示できるような良い仕事をする必要がある。 能力 手紙に感謝する為には読み書きができることが必要である。市民がオープン・ガバメントから利益を得、あるいは貢献する技術ややり方が何であるのか、どのように我々をそれらを見つけ、作り上げていくのか。 調査 何が機能して、機能しなかったかのベースラインは何か。どのようにやっているのか、より良くすることは何なのかを我々はどのように知るのか。何を計るのか。How do we know whether what we’re doing works, この事に関して我々はどのように他者に自慢できるのか。どのように政府や投資家に、投資利益率を証明するか。我々がこれらの質問に対する答えを持っていない事実、この遅れがやっかいなのである。 モデル 人々がオープン・ガバメントを実施する方法を問い合わてきたとき、我々は彼らにどこを指し示すことができるのか。我々は実例による確固たる、分り易い成功事例を示す必要がある。 才能 政府がオープン・ガバメントに必要な人材を雇いたいときに、政府はどこにいけばいいのだろうか。Code for Americaのフェローシップのようなプログラムは、非常に良いスタートポイントだろう、しかしそれらは人的資源を作り出すといったレベルには達していない。聡明なリーダーの束は持っている、しかしmost of them could fit into one conference。我々は彼らの経験やネットワークを失わないためにも、彼らが政府を去った後の位場所を作り出す必要がある。 ### 専門性の開発 政府で働いている多くの人々は、変化の仕掛け人になったり、イノベーションの推進人になったりはしない。彼らは、条件の良く安定的だから公務員になったのである。専門性のある政府職員や市民は、徹底的にオープン・ガバメントの動きを促進するようなスキルを、どこに磨きに行けばいいのだろうか。 リーダーシップの変化 我々は、変化を生み出すために、多くのことを政府のリーダー個人の方にのっけている。我々は、チーフ・エグゼクティブによって作られたイノベーションを彼らの業務から取り外されないような仕組みをどのように作れるのだろうか。一人の知事や市長から次の知事・市長への移行を支援するにはどのようなツールが必要なのだろうか。 リスク耐性 我々は政府のリーダーや職員に対して、通常彼らが尻込みするリスクをとるように、どのように説得できるのだろうか。我々は、政府の内部に、適切に予測された、妥当なリスクが取れるような組織カルチャーを作る必要がある。 オープン・ガバメントを成功させるためには、透明性、公開性、データ主導による意思決定等の原則を民主主義と同義にする必要がある。コミュニティの知恵と共有することの価値から大きな便益を得るためには、placing our hopes in whispered promises toward doing the practical work of building useful, sustainable tools and a supportive ecosystem.我々自身の希望を乗りこえていかなければならない。 ### 著者について John S. Bracken はナイト財団のメディア・イノベーション部長。彼はナイト・ニュース・チャレンジ、ナイト・プロトタイプ・ファンド、ジャーナリズムプログラム、技術投資プログラムの監督をしている。Brackenはデジタルメディア、メディア政策、イノベーション、グローバル・インターネット・フリーダムの慈善投資家として10年以上の経験があり、以前はフォード財団、マッカーサー財団での経験もある。

(翻訳:川北博史)

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